妙法蓮華経如来神力品第二十一
  
  
経文
  
諸仏救世者。大神通に住して。衆生を悦ばしめんが為の故に。無量の神力を現じたもう。
  
  
  
  
現代語訳
  
 世を救われる仏たちは、偉大な神通力を示せる超自然の智慧に安住しているので、衆生に真の喜びを与えるために、その無量の神力を発揮されるのであります。
  
  
  
  
内容と意義
  
 『如来神力品第二十一』は、お釈迦様や諸仏がその神力で数々の象徴的な不思議現象を現わした後、法華経の教えを説きひろめるように委任する品です。
 青経巻に抜粋されているこの部分は『如来神力品第二十一』の応頌の始めの所ですが、青経巻ではこの辺りから、法華経を信じて説きひろめることの功徳が説かれた箇所が登場してきます。
  
  
  
  
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